チョコレートの秘密

アルフォートの歴史:小さな“船のチョコ”が国民的お菓子になるまで

「アルフォート」は、ブルボンを代表するロングセラーであり、
“チョコとビスケットの黄金バランス”として誰もが知るお菓子です。

この記事では、アルフォートがどのように誕生し、国民的お菓子へと成長していったのか、
時代ごとの進化をまとめた“読みもの”として紹介します。


🚢 アルフォートとは?

  • 製造:ブルボン(新潟県上越市)

  • 発売:1970年代(※現在の形になったのは1979年頃)

  • 特徴:

    • チョコ+全粒粉ビスケット

    • 帆船の刻印が象徴

    • 上質なのに手頃という絶妙ポジション

ブルボンは災害復興の歴史を持つメーカーで、
「いつでもどこでもおいしいお菓子を」という精神から多くのロングセラーが生まれました。
アルフォートもその代表格です。


📘 アルフォートの歴史 年表で知る進化

①1970年代後半:アルフォート誕生

  • チョコとビスケットを“同時に食べたい”という発想から開発。

  • 当時としては珍しい「片手で食べられる」スタイルが話題に。

  • 帆船デザインは“冒険・旅・ロマン”を象徴するテーマとして採用された。


②1980〜1990年代:コンビニ普及で人気が定着

  • コンビニ・スーパーの増加で販路が拡大。

  • 「ちょっと贅沢」「勉強や仕事のお供」にぴったりと定評がつく。

  • パッケージデザインが今よりクラシックで、青色がブランドイメージとして固定。


③1998年:アルフォートミニチョコレート登場(大ヒット)

  • 今の定番である“ミニサイズ(12枚)タイプ”が発売。

  • 片手で開けられ、小分けにも強い。

  • 価格も手頃で学生・社会人に一気に浸透。

ミニサイズの登場は、アルフォートが
「大人のおやつ」の地位を確立するターニングポイントとなった。


④2000年代:フレーバーの多様化

  • ミルクチョコ以外の味が本格スタート

    • バニラホワイト

    • リッチミルク

    • ストロベリー

    • ビター

    • 抹茶

    • キャラメル

  • 季節限定・地域限定も頻繁に発売。

“アルフォートは青”のイメージを守りつつ、
カラフルなラインナップで女性・学生層にも広がる。


⑤2010年代:SNS時代で再注目

  • 開封の瞬間に並ぶ「帆船デザイン」の統一感がバズる。

  • “コーヒーに合うチョコ”として大人層からも支持。

  • さらに、ご当地フェアなどで小ロットの限定味が多数登場。


⑥2020年代:プレミアム路線へ進化

  • アルフォートプレミアム(濃厚系)

    • ブロンドショコラ

    • 濃ミルク

  • アルフォートファミリーサイズなど需要別ラインも拡大。

コロナ禍で“おうち時間の小さなご褒美”として売上が再上昇。
若者からシニアまで幅広い世代に愛される存在に。


🍫 アルフォートの“人気が続く3つの理由”

① 絶妙なバランス

  • チョコ:甘すぎない

  • ビスケット:香ばしい

  • 食感:パリ+サクの心地よさ

シンプルなのに飽きず、長年食べられる味。


② 「青パッケージと帆船」がブランド性を強くした

  • スーパーの棚でもすぐ目に入る青色

  • “旅立ち”を象徴する帆船刻印が記憶に残る

視覚的アイデンティティが極めて強い。


③ コスパの良さ

  • 上質なのに100円前後

  • 小腹満たしや仕事のお供に最適

  • 子どもから大人までターゲットが広い


🛳️ 代表的なシリーズ一覧

シリーズ名 特徴
ミルク(青) 最も定番。ミルクチョコ+全粒粉ビスケット
ビター(濃紺) 甘さ控えめ。大人向け
リッチミルク(赤系) 乳味を強調したコクが特徴
バニラホワイト(白) ホワイトチョコ×ビスケット
プレミアムシリーズ 濃厚な味わいで高級路線
季節・地域限定 抹茶、いちご、塩キャラメルなど

✍️ まとめ:アルフォートは“日常の小さなご褒美”の象徴

アルフォートは、

  • 食べやすさ

  • 上質な味わい

  • 手頃な価格

という強みで、発売から40年以上経った今も確固たる存在感を放っています。

青い箱を開けるたびに感じる、
「ちょっとだけ特別な時間」
その体験が、アルフォートを国民的お菓子へと育てました。