チョコレートの秘密

明治「きのこの山」の歴史:40年以上愛される“国民的お菓子”の誕生物語

明治の「きのこの山」は、
1975年の発売から40年以上にわたって愛される“チョコ×クラッカー”のお菓子です。

ユニークなきのこ型のフォルム、食べやすさ、遊び心あふれる世界観。
そして“たけのこの里”との永遠のライバル関係でも知られています。

この記事では、きのこの山がどのように生まれ、
どんな進化を遂げてきたのか、歴史と魅力をまとめた読みもの記事として紹介します。


🍄 1975年:きのこの山 誕生

  • 発売:1975年(昭和50年)

  • コンセプト:
    「クラッカー×チョコ」の新しいチョコスナック

誕生のヒントは、昭和初期に発売されていた
「アポロチョコレート」
アポロの“型抜きチョコ技術”を応用して、

「もっと遊び心のある形を作れないか?」

と考えた開発チームが、
試行錯誤の末“きのこ型”を採用。

クラッカーのサクサク感とチョコの甘さが
絶妙にマッチした新しいお菓子として注目されました。


🍄 1980年代:人気拡大&CMで認知度爆発

  • 家族向けのお菓子として定着

  • 子ども向けアニメ風CMが多数放送

  • “きのこの山体操”などユニークな広告でファン層が広がる

この頃には「きのこの山=楽しいお菓子」というイメージが定着。
また、箱のイラストは自然豊かで、
“山の中の冒険”の世界観がしっかり作られた時期でもあります。


🍄 1980年代後半:ライバル「たけのこの里」誕生

きのこの山の成功を受け、
1980年に姉妹商品「たけのこの里」が登場。

これにより、
“きのこ派 vs たけのこ派”の長き論争がスタート。

きのこの山=軽いクラッカー
たけのこの里=クッキー
という違いから好みが大きく分かれ、
SNS時代に一大ブームになるほどの定番ネタに成長します。


🍄 1990〜2000年代:味・パッケージの進化期

  • 期間限定フレーバーが増加

    • 抹茶

    • いちご&ミルク

    • 板チョコ風

  • パッケージもよりカラフルでポップなイメージへ変更

  • “食べ切りサイズ”の袋入りタイプが登場

クラッカーの香ばしさやチョコの口どけなど、
細かい品質改良もこの年代で進みます。


🍄 2010年代:SNSでの再ブレイク

SNSで特に話題になったのが、

  • “きのこの山たん”というキャラ化

  • 限定コラボパッケージ

  • きのこ党 vs たけのこ党の総選挙(明治公式企画)

明治は公式に大規模キャンペーンを行い、
ネット文化と見事に融合し、若い世代にも浸透しました。


🍄 2020年代:健康志向&高級化ラインが登場

  • カカオの風味を強調した“厳選チョコ”

  • 全粒粉クラッカーの採用

  • プレミアムシリーズ

  • きのこの山<ダブルチョコ>など濃厚ライン

定番の味を守りつつ、
現代の嗜好に合わせる“進化系きのこの山”が生まれています。


🍄 きのこの山の魅力

✔ ① 食べやすく、手が汚れにくい

クラッカーの軸があることで、
指でつまんでもチョコが溶けにくいのが大きな特徴。

✔ ② サクサク×しっとりの黄金バランス

クラッカーとチョコという異なる食感がクセになる。

✔ ③ パッケージの世界観がかわいい

“山の家族”や“自然”がモチーフの明るい箱デザインは、
世代を超えて愛される理由の一つ。

✔ ④ 見て楽しい形状

きのこ型のフォルムはユニークで、
“ちょっと笑顔になる”お菓子。


🍄 豆知識:知っているともっと楽しい!

  • きのこの部分(チョコ)と軸(クラッカー)は別々に作り、あとで合体させている

  • 開発段階の候補形状は他にも「もみじ」「星形」などがあった

  • 一度「きのこの山 ホワイト」が人気爆発した時期がある

  • 実は海外版パッケージがかなりかわいい(KinoKonoYamaとして販売)

  • きのこ派・たけのこ派の総選挙は公式が本気で実施した唯一のお菓子投票


🍄 まとめ:きのこの山は“遊び心”が作った日本の名作お菓子

1975年に誕生して以来、

  • 見た目

  • 食感

  • 楽しさ

  • ファミリー向けの世界観

という強みを武器に、
日本のお菓子文化を代表するロングセラーに成長した「きのこの山」。

そして、たけのこの里との長年のライバル関係は、
お菓子の枠を越えた“国民的エンタメ”ともいえる存在になりました。

これからも、
「きのこの山を食べると、なんか嬉しい」
そんな小さな幸せを運んでくれるお菓子であり続けるでしょう。